慢性疲労という未病

 

脱力感がある。

身体が重い。

仕事や家事がはかどらない。

朝から休みたくて仕方がない。

 

大人になるとこんな状態になった経験が少なからずあるのではないでしょうか?

 

毎日の仕事や家事、育児などで疲れが溜まっている人も多いことと思います。

 

厚生労働省の調査では日本で疲労感を感じているいる人の割合は、就労人口の約6割に上ると報告されるなど多くの人が疲労を感じながら生活をしています。

 

疲れは、カラダが休息を求めているサインでもありますが、実際には疲れていても休むことができないことも多いですよね。

 

しかし、疲労が蓄積すると不調が出てきたり、思考力が低下したりするなど日常生活を送るうえでのパフォーマンス低下も顕著になります。

 

 

そもそも疲労とは?

 

日本疲労学会では、「疲労とは過度の肉体的及び精神的活動、または疾患によって生じた独特の不快感と休養の願望を伴う身体活動能力の減退状態である」と定義されています。

 

疲労は身体面だけでなく精神的な活動によっても発生し、心身への過剰な負荷によって生じる活動性の低下をさします。

 

具体的には思考力・刺激に対する反応・注意力の低下、注意及び動作緩慢などのほかに目のカスミや頭痛、肩こりや腰痛なども全般的な機能低下を引き起こす点が特徴です。

 

疲労は、痛みや発熱とともに、カラダが発する警報のひとつで、カラダが正常なじょつ愛を保てなくなる危険信号でもあります。

 

疲労が発生するメカニズムとして、心身の負荷による副交感神経機能の低下、活性酸素による酸化ストレスの増加、修復エネルギー産生の低下、サイトカインによる炎症と神経伝達機能の抑制などの反応が起こり、疲労が発生するとされています。

 

 

疲労の種類

 

 

疲労には主に末梢性疲労と中枢性疲労の二つに分類されます。

 

末梢性疲労

末梢性疲労とは肉体的なの疲れのことをさし、カラダを動かすことによって生じる疲労のことをいいます。運動によって老廃物や疲労物質が過剰に蓄積し、筋肉痛や筋肉のだるさ、張りの増強などの症状が現れます。

 

末梢性疲労は、カラダを動かしたときだけでなく全くカラダを動かさないでいる状態でも起こります。カラダを動かさないでいると筋肉が硬直し、やがて萎縮を起こします。

 

カラダを過剰に動かしたときと同様に老廃物や疲労物質が蓄積されるため、疲れやすいカラダになってしまいます。

 

 

中枢性疲労

 

中枢性疲労は脳の疲れをさします。カラダへの負荷がなくても、心理的・精神的に過度なストレスがかかることによって生じる疲れです。また視神経や脳の緊張状態が続くことによっても頭の疲れが発生しやすくなります。

 

人間関係の悩みやストレスの増加、パソコンやスマートフォンを利用時間の増加によって疲労が蓄積されていくため、現代人にとって身近なリスクといえます。

 

 

疲労の原因

 

近年、疲労の原因として考えられているのが「脳の自律神経中枢へのダメージ」です。

 

カラダのあらゆる機能のバランスを維持する自律神経系の酷使により、活性酸素による酸化ストレスで神経細胞が破壊され、疲労が起こるとされます。

 

自律神経系の活動が活発になると酸素が多く消費されるとともに活性酸素も大量に発生します。

 

活性酸素の量が増大すると体内から除去する機能が追い付かなくなり、酸化ストレスが増加すると言われています。

 

心身の疲れやストレスは自律神経のバランスを崩して、体内の活性酸素量を増大させるといわれており、疲労が発生しやすくなってしまうのです。 

疲労とLuLucareの整体

 

LuLucareでの整体は、お体だけでなく心も居心地よく過ごしていただけることを大切にしています。

 

完全個室の居心地の良い空間で、リラックスしていただきながら施術を行うため、交感神経が優位になりにくい環境です。

 

お身体の歪みやねじれを整えることで身体的な疲労を取り除くだけでなく、ほどよい圧の刺激による心地よさから副交感神経が優位に働きやすくすることを目指します。

 

また完全個室ですので、普段は言えない悩みやストレスを吐き出していただくこともできます。カラダが緩むと心も緩むため、自然とため込んでいたものを吐き出すことができるようになります。自分でも気が付かなかったストレスを外に出していただくことで心の疲労を癒す場にしていただけたら幸いです。

 

優しいお客様ほどストレスをためてらっしゃることがあり、お話いただいた後に聞いている私のことを気にかけて謝られる方もいらっしゃいます。

 

皆様にお伝えしているのですが、LuLucareでお話になったことは、LuLucareの室内で昇華されていると思って気軽に吐き出してもらえましたら幸いです。

 

お持ち帰りになりたいことだけお持ち帰りいただき、あとは疲れとともにLuLucareに置いってください。